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fltech - 富士通研究所の技術ブログ

富士通研究所の研究員がさまざまなテーマで語る技術ブログ

富士通の先進技術をWeb上でトライアルできるFujitsu Research Portalを一般公開しました

こんにちは。データ&セキュリティ研究所の佐々木です。富士通の先進技術を、様々な用途で、いち早くお試しいただく環境として、先進技術のWeb APIやWebアプリケーションを無償でご試用いただけるFujitsu Research Portalを以下のURLでグローバルに一般公開しました。

https://portal.research.global.fujitsu.com/

この記事ではFujitsu Research Portalを富士通が公開する目的や本ポータルで公開する技術の概要およびアカウント登録手順をご紹介します。

Fujitsu Research Portal公開の目的

富士通は「Fujitsu Kozuchi (code name) - Fujitsu AI Platform」や「Fujitsu Web3 Acceleration Platform」というプラットフォームを通じて一部技術の一般公開や特定のパートナー様に対する技術提供を進めているところですが、どなたでもより簡単に富士通の技術を触っていただけるよう、Fujitsu Research Portalを開設しました。

Fujitsu Research Portalを通じて技術を広く一般に公開することで、皆さまから様々なフィードバックを得たいと考えています。このフィードバックを通じて多様な視点からのご意見をいただくことで、研究開発技術の改善や新たなアイデアの創出に繋がることを期待しています。実際に技術に触れていただき、お気づきのことがありましたら、ぜひお気軽にフィードバックをお寄せください。

Web3という新たなインターネットの時代において、私たちは技術を一般に公開していくことでコラボレーションを拡大し、イノベーションの促進やエコシステムの構築に貢献していきます。私たちが技術を公開し多くの企業や開発者が技術を試しやすくすることで、Web3の時代に求められる技術の発展が加速され、新たなアイデアやサービスが生まれやすくなると考えています。

Fujitsu Research Portalでできること

記事公開時点では、以下の技術のWeb API/デモアプリをFujitsu Research Portalを通じて公開しています(一部、外部サイトへのリンクのみ)。

  • Wide Learning デモサイト
    • データセットから重要な仮説をもれなく発見し、それぞれに重要度を与えることで予測を行います
  • Fujitsu AutoML デモサイト
    • 当社独自のAutoML技術で、高精度な機械学習モデルを試行錯誤可能な実行プログラムも含めて短時間で生成できます
  • 対話型生成AIデモアプリ
    • ドキュメント参照機能、幻覚検出機能など高度な機能を備えた生成AIとチャット形式で対話が出来ます
  • Fujitsu AI Ethics for Fairnessデモアプリ
    • AIの学習データや判断の公平性を、Webブラウザから簡単な操作で検証したり、必要に応じて改善することが可能です
  • Data e-TRUST Web API:
    • 流通するデータの発行元や所有権、真正性の証明と併せて、データ取引の証跡を改ざん不可能な形で管理できます
  • ConnectionChain Web API:
    • 複数のブロックチェーンを接続し、様々なデジタル資産交換の取引処理を紐づけ、全体を一つの取引として自動実行できます
  • ConnectionChain デモアプリ:
    • 環境価値取引を題材にConnectionChainとData e-TRUSTを用いたアプリを実際に操作してデジタル資産の交換を体験することができます
  • 透過的トラスト Web API:
    • 組織内・組織間でデータのやり取りを伴うワークフローにおいて、オフラインでも検証できるデジタル署名形式で、真正性・非改ざん性を保証できます

各サービスの詳細についてはFujitsu Research Portalへアカウント登録をしてご確認ください。アカウント登録やポータルの利用に費用はかかりませんが、各技術のマニュアルやWeb APIなどにアクセスするためには、Fujitsu Research Portalへのアカウント登録が必要です。

アカウント登録の手順

ここからはFujitsu Research Portalでのアカウント登録手順をご説明します。ぜひ、アカウント登録して先進技術に触れてみてください。 なお、以下で紹介している手順およびポータル画面は記事公開時のものであり、お使いいただくタイミングでは変更されている可能性がありますのでご了承下さい。

アカウント登録に必要な情報

アカウント登録には以下の情報が必要です。

  • メールアドレス
  • ユーザ名
  • ログインパスワード
  • SMS認証用の電話番号
  • 姓名

※メールアドレス、ユーザ名はFujitsu Research Portal上でユニークなものである必要があります。

本ポータルでは、全てのアカウントに二要素認証(メールアドレスorユーザ名+パスワードによる認証とSMS認証)を要求します。そのためアカウント作成にSMS認証用の電話番号が必須となっています。

1. アカウント作成フォームを開く

ポータルホームメニューの「アカウント作成」から「ログイン」ページに遷移してください。

「ログイン」ページの「Fujitsu Research Portal AD」ボタンをクリックすると、「ログインフォーム」がポップアップして表示されます。

「ログインフォーム」の"アカウントをお持ちでないですか?"の後ろにある「アカウント作成」リンクから、「アカウント作成フォーム」に遷移する​ことができます。

2. 個人情報の取扱いを確認する

「アカウント作成フォーム」では、最初に「個人情報の取扱いについて」が表示されますので内容をご確認ください。ご確認いただき、内容に同意いただける場合は「個人情報の取扱いに同意する」のチェックボックスにチェックをいれて「次に進む」ボタンをクリックしてください。

3. メールアドレスが利用可能であることを示す確認コードを入力する

「アカウント作成フォーム」のメールアドレス欄にご自身のメールアドレスを入力して「確認コードを送信」ボタンをクリックしてください。

「Microsoft (Fujitsu Research Portal の代理) msonlineservicesteam@microsoftonline.com」から「Fujitsu Research Portal アカウントの電子メール確認コード」メールが届きます。

メール中の「コード」をフォームに入力して「コードの確認」ボタンをクリックして「メールアドレスが確認されました。」と表示されれば、入力したメールアドレスの確認完了です。

4. アカウント情報を入力する

「アカウント作成フォーム」に必要事項を入力してください。

  • ユーザ名は4~18文字で英数字と記号.-_を使用できます。
  • パスワードは8~64文字で、以下4つのうち3つを含む必要があります: 小文字、大文字、数字、次の記号のいずれか1つ以上 @ # $ % ^ & * - _ + = [ ] { } | \ : ‘ , ? / ` ~ " ( ) ; . !

5. 利用規約を確認してアカウントを作成する

「利用規約」リンクをクリックして内容を確認してください。内容に同意いただける場合は「利用規約に同意する」のチェックボックスにチェックをいれて「作成」ボタンをクリックしてください。「作成」ボタンをクリックすると、この時点でアカウントが作成されます。

6. SMS認証用電話番号登録

ログイン時にSMS認証を利用するため、作成したアカウントに電話番号を登録してください。

ご自身の電話番号をフォームに入力して「コードの送信ボタン」をクリックすると、入力した電話番号宛にSMSで「FJ Research Portal認証に確認コード xxxxxx を使用します」というメッセージが届きます。SMSで受信した「確認コード」をフォームに入力して、「コードの確認」ボタンをクリックして下さい。正しいコードが確認されるとSMS認証用電話番号登録が完了し、ログイン状態でポータルのホーム画面に自動的に遷移します。

7. ログイン画面の確認と登録情報の確認

ログイン状態ではメニューからアクセスできる機能が増えていることが確認できます。

ログイン状態でホーム画面右上のメニューをクリックすると、「ユーザ情報」というメニューが確認できます。これをクリックすると「ユーザ情報」ページを表示でき、このページではアカウントに登録したユーザ情報の確認や編集、アカウント削除などをおこなうことができます。

8. アカウント登録完了

以上で、アカウント登録の手順は終了です。アカウントを作成しログインすることで、技術一覧ページからマニュアルやWeb API/デモアプリにアクセスできるようになりました。

Fujitsu Research Portalの今後の予定

いまのところFujitsu Web3 Acceleration PlatformやFujitsu Kozuchi (code name) - Fujitsu AI Platformの技術が中心となっていますが、それ以外の技術についても追加を予定しています。

ぜひFujitsu Research Portalにアカウント登録をして、富士通の先進技術に触れてみてください。