fltech - 富士通研究所の技術ブログ

富士通研究所の研究員がさまざまなテーマで語る技術ブログ

Search Result: AI

エキマトペ! AIで駅にあふれる音を視覚的に表現する⁉

…表現する装置です。 AIを使って、電車の発着音やドアの開閉音といった環境音、アナウンスの音などを識別し、文字や手話、オノマトペのアニメーションで表示します。毎日の鉄道利用が楽しくなるような体験を目指して、川崎市立聾学校の生徒たちと、富士通株式会社、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)、大日本印刷株式会社(DNP)で一緒にアイデアを考えました。 「もっとこうなったら通学が楽しくなるのに」という子どもたちの声をなんとか形にしたい、その一心で企業側が力を合わせプロトタイプを制作しま…

量子ゲート操作の精度を極限へ!富士通のダイヤモンド量子ビット技術の深層に迫る

はじめに こんにちは、富士通研究所 量子研究所の松村と申します。量子研究所では、従来コンピュータとは違う原理による圧倒的な計算能力で、様々な社会分野において革命をもたらすとされる量子コンピュータの研究を行っています。 この記事では、2025年3月24日のプレスリリース「ダイヤモンドスピン量子ビットの高精度量子ゲート操作技術を開発」[1]を、技術的に深掘りして、今回発表した技術の価値・意義を解っていただくことを目的として書きました。最近量子コンピュータの世界で発表されている様々…

OSS量子クラウドプラットフォーム「Open Quantum Toolchain for Operators &Users」のご紹介

…tum Toolchain for Operators &Users」を拡張し、各種の量子ソフトウェアを含めOSS(Open Source Software)として公開しましたので、その概要について紹介させて頂きます。 github.com 量子コンピュータについて 量子コンピュータシステムソフトウェアの現状と課題 量子クラウドプラットフォームをOSS公開する意義 量子クラウドプラットフォーム「Open Quantum Toolchain for Operators &Use…

第31回海洋工学シンポジウムにて、ブルーカーボンクレジットや生物多様性保全等への貢献が期待される「複数海藻種の自動分類技術」を発表しました!

…、その一環として画像AIを活用した複数の海藻種の自動分類技術を開発しています。 先日、第31回海洋工学シンポジウムにて、その研究成果を発表しました。今回は、その内容についてご紹介します! 研究の背景と目的 私たちは、海洋のあらゆる状態を高精度にデジタル化し、目的に応じた施策の立案・事前検証を可能にする『海洋デジタルツイン』の実現を目指しています。 (海洋デジタルツインの詳細はこちらのプレスリリースをご覧ください) 海洋デジタルツインの実現の第一歩として、私たちはブルーカーボン…

SCIS2025参加報告~AIのリスク分析に関する発表と実行委員会活動報告~

…暗号に関するものからAIに関するものまであり、耐量子計算機暗号とAIセキュリティが7セッションで最多のセッション数となっていました。耐量子計算機暗号は、量子計算機時代の暗号に関する研究です。実用的な量子計算機が普及すると現在の一部の暗号の安全性が低下する可能性があることが指摘されており、量子計算機が普及したとしても安全であるような暗号についての研究が行われています。AIセキュリティは人工知能(AI: Artificial Intelligence)に関するセキュリティを行うテ…

価値観への働きかけを社内実践!エコアクション大幅増に貢献

…ative(以下、PAI) [5] において、個々人の環境行動によるCO₂削減量の可視化に向けた、PAI実証実験 [6] を行います。 2025年度以降は、本実証実験とPAI実証実験を通して効果が確認された機能の本格的な実装と、並行して自治体や企業向けGCCサービスとしての価値確認、事業化の可能性を検証します。取組みの推進により、最終的に本技術が社会課題解決の一助となり、市民や従業員の環境行動促進、CO₂排出削減に貢献することを目指します。 出典・参考文献 [1] COOL …

富士通初 音楽生成AIについて

…動をサポートする生成AIを開発しました。今回は開発経緯と技術的な仕組みを紹介します。 音楽制作におけるアイデア枯渇や表現の限界は、多くのクリエイターが直面する課題です。 想像力を掻き立てる閃きを求め、試行錯誤を繰り返す日々…。 そこで、今回開発した音楽生成AIは、クリエイターのインスピレーションを最大限に引き出し、既存の枠にとらわれない独創的な音楽創造を支援します。AIとの協働により、創造性を高め、想像を超える音楽表現の可能性を切り開くことを目指します。 音楽制作におけるボト…

経産省GENIACでナレッジグラフの生成/推論に特化したLLMを開発しました!

AI

…enerative AI Accelerator Challenge(GENIAC)プロジェクト」に当社の提案事業「論理推論を可能とする大規模言語モデルの研究開発」(以降では「本事業」と略記)が採択されたことを受け、ナレッジグラフの生成/推論に特化した大規模言語モデル(LLM)の研究開発を進めておりました *1。 GENIAC最終成果報告会における当社のプレゼンおよびデモの様子は、こちらの経産省サイトからご覧いただけます。 また、本事業で当社が開発したLLM含む資産は、hug…

NeurIPS 2024に参加・発表しました #2 ~AI Agent 研究の最新動向を知る!~

AI

…度の高い技術である、AI Agent に関する研究動向について紹介します。 AI Agent 最新研究動向 AI Agentは、人から与えられたゴールを解釈し、ゴールを達成するために必要な処理フローを計画・実行する生成AIの進化形態です。皆さんも一度は AI Agent という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか? NeurIPS 2024では、「Agents」をトピックとした口頭発表セッションが用意されており、セッション会場は満席で立見の聴講者もいるほどに盛況した様…

NeurIPS2024に参加・発表しました #1 ~GPUを用いた次世代組み合わせ最適化ソルバー~

…2月に開催されているAI・機械学習に関する大規模な国際会議です。本年度の投稿論文数はなんと15,000件を超え、その注目度の高さが伺えます。アクセプトされたすべての論文はポスター発表セッションで発表され、また、特に優れた約60件の論文は口頭発表セッションでも発表されます。これらの口頭発表・ポスター発表セッションに加えて、招待講演や技術セッション、約50件のワークショップ、協賛企業による展示などさまざまなセッションが6日間に渡り開催されました。 採択論文の内容 導入 組み合わせ…

PRICAI 2024で"A Statistical Analysis of LLMs' Self-Evaluation Using Proverbs"について発表しました

AI

…た国際会議 PRICAI2024にて発表しましたのでその内容を紹介します。 タイトル: A Statistical Analysis of LLMs' Self-Evaluation Using Proverbs 国際会議: The Pacific Rim International Conference on Artificial Intelligence 著者: Ryosuke Sonoda (Fujitsu Limited), Ramya Srinivasan (Fuj…

宅配便ロッカー利用だけで、街に緑が増える!? ~市民の脱炭素アクション効果可視化実証について~

…vel of Detail (LOD) の活用: 描画パフォーマンス向上のため、Level of Detail (LOD) の手法を参考しました。これは、カメラからの距離に応じてモデルの詳細度を切り替えることで、遠景のモデルを描画しないようにする最適化です。 今回は、ユーザーが特定のエリアにフォーカスした時のみ、そのエリア内のモデルを描画・アニメーションし、それ以外のエリアのモデルは非表示とすることで描画負荷を軽減しました。 取り組み効果 約3か月間の取り組みの効果として、ス…

いたちごっこにさようなら!定量評価可能なビデオ映像のプライバシー保護技術を開発しました!

こんにちは。富士通のデータ&セキュリティ研究所の牛田芽生恵です。 富士通では複数のビデオ映像を利用したマルチカメラトラッキングの研究開発をしています。 また、ビデオ映像を用いた行動分析技術にも力を入れています。 ビデオ映像を利活用する際に大切なことのひとつは、ビデオに映る生活者のみなさんのプライバシーをしっかりと守ることです。 しかし、ビデオ映像に対するプライバシー保護手法は、世の中に多数存在するものの、場当たり的な手法が多く、攻撃とのいたちごっこが続いています。というのも、…

SC24に参加・発表しました#3 ~FUJITSU-MONAKAプロセッサとArmエコシステムへの貢献~

…のHPC領域に加えてAI・データ解析領域で活用できることを目指して開発を進めています。富士通独自の3次元メニーコアやConfidential Computingを採用することにより、FUJITSU-MONAKAは高性能・高信頼性・省電力なプロセッサをお客様に提供します。また、HPC・AI・データ解析領域におけるデファクトスタンダードな基盤となるソフトウェアをOSSコミュニティと連携して開発することにより、お客様が利用するソフトウェアをFUJITSU-MONAKA導入直後に使え…

SC24に参加しました!#2 ~超伝導量子コンピュータの展示

初めまして、量子研究所の中田です。私は今年の春まで大学に勤めていましたが、2024年3月から富士通の量子研究所でお世話になっています。前職では物性物理学を専門にしており、レーザーや放射光などさまざまな波長の光を用いて高温超伝導体などの量子物質を研究していました。物性物理で扱うような相互作用する量子多体系は古くから知られる物理学の難問のひとつですが、そのような問題に対して量子計算の有用性が議論されていることから量子コンピュータに興味を持ちました。私は実験装置を扱いながら研究を進…

SC24 Report - Showcasing technologies for more convenient and efficient use of supercomputers

…erence on supercomputing, where we showcased and presented technologies such as the AI Computing Broker (blog post, video, PDF) and Interactive HPC (video, PDF). Please refer to the link below for the rest of the article. blog-en.fltech.dev

SC24に展示・発表しました #1 ~スパコンをより便利かつ効率的に使うための技術を展示

…大の国際会議であり、AI Computer Broker(ブログ記事, 動画, PDF)やインタラクティブHPC(動画, PDF)をはじめとする技術の展示や発表を行いました。 アトランタは1996年に夏季オリンピックが開催されたことでも有名です。SCがアトランタで開催されたのは今回が初めてです。(2020年のSCの開催予定地はアトランタでしたが、COVID-19のため完全オンラインとなりました。) ACM/IEEE SC24とは? ACM/IEEE SC24は、毎年北米で開催…

Fujitsu's most advanced technologies are summarized and published! Fujitsu Technology Strategy Briefing

…ing held on December 12, 2024, we unveiled AI Agent and other cutting-edge technologies. Here are the in-depth articles on Fujitsu's most recommended technology. Please refer to the link below for the rest of the article. blog-en.fltech.dev

Multi-AI agent security technology to protect against vulnerabilities and new threats

…enerative AI can be a positive tool to enhance the cyber security readiness of organizations across the world, but also that these tools need to be protected from misuse and attacks. For these reasons, our teams have been working at the dev…

脆弱性や新たな脅威への事前対策を支援するマルチAIエージェントセキュリティ技術

…nです。私たちは生成AIが世界中の組織のサイバーセキュリティ対応力を強化するためのポジティブなツールになりうると信じています。しかし同時に、これらのツールは悪用や攻撃から保護される必要もあります。こうした背景から、私たちのチームは生成AIをセキュリティ面でサポートする2つの技術の開発に取り組んできました。この投稿ではその詳細について紹介したいと思います。 更新履歴 ・2024/12/13 関連リンクにマルチAIエージェントセキュリティ技術の説明動画とFujitsu Resea…

Demonstration of Ocean Digital Twin Technology at Nationally Certified Sustainably Managed Natural Site in Ishigaki Island

…Island, the first site in Okinawa Prefecture to be recognized as Nationally Certified Sustainably Managed Natural Site. Let me share the details of this project. Please refer to the link below for the rest of the article. blog-en.fltech.dev

An Introduction of technologies to enhance spatial understanding abilities to realize "Field Work Support Agents"

AI

…We are Hirai, Moteki, and Masui from Artificial Intelligence Laboratory. In October 2024, Fujitsu began offering "Fujitsu Kozuchi AI Agent", which enables AI to collaborate with humans to autonomously perform advanced tasks. An AI agent is …

The AI Tool for Experiencing Customer Aggression: Supporting the Acquisition of Appropriate Response Skills through the Integration of AI and Social Psychology

…Fujitsu's AI technology and behavioral science, psychology, and more. Today, we are pleased to introduce our newly launched the AI Tool for Experiencing Customer Aggression, which supports the acquisition of response skills to customer hara…

AIと社会心理学の融合により適切な対応の習得を支援するカスタマーハラスメント体験AIツール

…行っています。今回、AIアバターとのやり取りを通して、カスタマーハラスメント(カスハラ)への応対スキル習得を支援するカスタマーハラスメント体験AIツールを発表しましたのでご紹介します。 カスハラ対策に向けた取り組み 近年カスハラは深刻な社会課題となっています。2023年9月には厚生労働省がカスハラによる精神障害を労災認定基準に追加、また2024年10月には東京都議会で全国初となるカスハラ防止条例が可決されるなど、国や自治体でカスハラ対策が強化されています。企業や組織においても…

「現場作業支援エージェント」を実現する空間理解能力の強化技術のご紹介

AI

…井です。 富士通ではAIが人と協調して自律的に高度な業務を推進する「Fujitsu Kozuchi AI Agent」を2024年10月より先行提供しています。AIエージェントとは、人から与えられたゴールに対して、自分自身でどういった個別タスクが必要かを判断して全体の処理フローを計画し、利用可能なリソースを駆使して自律的にゴールを達成する生成AIの進化形態です。これまでに、様々なAIエージェントが提案・発表されていますが、我々は、一般的なオフィスワークのみならず、製造、物流、…

石垣島自然共生サイトでの海洋デジタルツイン技術実証

…海洋学の知見、そしてAI技術を統合することで、海洋環境の高精度なデジタル化を実現します。 これにより、二酸化炭素吸収に期待されているブルーカーボン増大、生物多様性保全に重要な環境アセスメント、再生可能エネルギー源として期待されている洋上風力発電の保守など、様々な施策の効果を事前に検証する「デジタルリハーサル」が可能になります。現実世界での実験に先立ち、リスク軽減を実現し、最適な施策選択を支援します。ここでブルーカーボンとは海洋生態系が光合成により二酸化炭素を取り込み、蓄積され…

富士通の最先端技術を一挙に公開!富士通テクノロジー戦略説明会

…ノロジー戦略説明会でAI Agentをはじめとする最先端技術を一挙に公開しました。 そこで発表された、富士通のいち推し技術の深堀記事をまとめてご紹介します! 【12/24 09:00 - AIエージェント対談動画を追加しました】 【12/16 13:00 - 開発者自身が技術をご紹介!説明・デモ動画を追加しました】 【12/12 11:30 - Fujitsu Research Portal へのリンクを追加しました】 7つの推し技術をご紹介 1. AIが人と協調して自律的に…

Built an AMD GPU Cluster for Large-Scale AI and LLM Research and Development

…mputing infrastructure technology at Fujitsu Research. Today, I'd like to introduce our GPU cluster "Ashitaka," designed for AI and LLM research and development. Please refer to the link below for the rest of the article. blog-en.fltech.dev

大規模AI・LLM研究開発用にAMD GPUクラスタを構築しました

…大辻弘貴です。今日はAI・LLM研究開発用のGPUクラスタ “Ashitaka” についてご紹介します。 AI技術の進化は日進月歩であり、その研究開発競争においては、計算資源の確保が極めて重要です。特に、GPU(Graphics Processing Unit)はAIモデルの学習や推論において欠かせない要素となっています。GPUといえばNVIDIA製が有名で、富士通もNVIDIA GPUを活用したAIの研究開発を実施していますが、新たにAMD製GPUを活用したクラスタも構築し…

スキルアップとキャリア発見!営業から研究所へ! 富士通人事制度「Jobチャレ!!」体験記:海洋デジタルツインプロジェクト

…を復元する画像鮮明化AI技術 濁った海中での撮影により色が劣化して輪郭のぼけた画像でも、海中の被写体に最適化した深層学習を行った画像鮮明化AI技術を開発しました。この技術は濁り除去と輪郭の復元を実現する2つのAIからできており、被写体本来の色を復元し、ぼけた輪郭を改善した画像を生成した上で3次元化します。これにより、3次元化処理・被写体認識の際のエラーを防止し、物体ごとに形状計測することが可能になります。 2. 移動中の自律型無人潜水機からリアルタイムに3次元計測ができる海中…